上の学校に進むたびに、入学式前後に保護者向け、新入生向けの説明会やオリエンテーションがあり、提出書類も多岐にわたります。中には、役所に行って証明書を取ってこなければいけないケースもあり、平日に勤務との調整が必要になったりします。
子供が2人以上いる場合は、同日に上の子と下の子の保護者会が重なったりして、ひとり親では対応しきれない場合も出てくるかもしれません。片方の保護者会は欠席しても、担任の先生、および、クラスの他の保護者から、後で情報をいただけるように、手配しておく必要があります。そのような場合に備えて、何かの時には頼れる方を、毎年、同じクラスの中に見つけておくと良いと思います。
進学に際しての、ひとり親家庭を対象にした経済的な支援については、進学就職支度金といった名称の制度を持っている地方自治体があります。例えば、神奈川県相模原市では「母子・父子家庭等高校進学就職支度金」として、ひとり親家庭の中学3年生が進学、または、就職する際に、2万円の支給があります。対象は自治体によって違いがあり、例えば、茨城県邑楽郡千代田町の「母子家庭等の児童の入進学及び就職支度金支給」では、幼稚園入園から高校入学、または、中卒での就職まで、各進学段階ごとに、5千円から2万円の支給があります。
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