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- 母子家庭・父子家庭は全国(岩手・宮城・福島を除く)で85万5千世帯、全世帯の1.8%
- ひとり親家庭の世帯数や全世帯に占める割合は、厚生労働省から発表される「国民生活基礎調査」で見られます。
2012年7月5日に発表された「平成23年 国民生活基礎調査の概況」によると、平成23年6月調査からの推計値で、母子家庭は75万9千世帯で全世帯数に占める割合は1.6%、父子家庭は9万6千世帯で全世帯数の0.2%となっています。
ここでの母子家庭、父子家庭の定義は、「死別・離別・その他の理由(未婚の場合を含む)で、現に配偶者のいない65歳未満の女【⇒母子家庭】/男【⇒父子家庭】(配偶者が長期間生死不明の場合を含む)と20歳未満のその子(養子を含む)のみで構成している世帯」となります。
なお、平成23年の統計には、東日本大震災の影響で、岩手、宮城、福島の3県が含まれていませんが、平成22年の統計では、その3県合計で、母子家庭が3万世帯、父子家庭が3千世帯となっています。
また、平成23年の同調査には、児童(18歳未満の未婚の子)がいる世帯の内、「ひとり親と未婚の子のみの世帯」は87万2千世帯となっています。これも同じく、岩手、宮城、福島の3県を除く数値です。
これと冒頭の母子家庭・父子家庭合計の85万5千世帯との差が1万7千世帯あります。対象世帯の定義からすると、この差は、ひとり親世帯で18歳未満の未婚の子と20歳以上の未婚の子の両方がいるケースと考えられます。つまり、このようなケースは、母子家庭・父子家庭にはカウントされていないということになります。
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親子以外の同居者がいる世帯を含む母子世帯は123万8千、父子世帯は22万3千世帯
- 厚生労働省から「平成23年度全国母子世帯等調査」の結果が2012年9月7日に公表されました。この調査による推計では、親子以外の同居者がいる世帯を含めた母子世帯数は123万8千世帯、父子世帯は22万3千世帯となっています。調査世帯の平均年間世帯収入は母子世帯291万円、父子世帯455万円でした。
2011年11月1日の調査時点における母子世帯の母の平均年齢は 39.7 歳、父子世帯の父の平均年齢は 44.7 歳、末子の平均年齢は、母子世帯で10.7 歳、父子世帯で12.3 歳でした。
また、ひとり親世帯になった理由は、母子世帯では離婚が80.8%、死別が7.5%、父子世帯では離婚が74.3%、死別が16.8%となっています。
ひとり親家庭を中心に、家庭に関する統計資料を随時、追加していく予定です。
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